ドングリを拾える季節まではもう秒読み? 先週、青いドングリを見つけたので、好天の週末、六義園で実りの秋のきざしをチェックしてきました。
スタジイ(ドングリ)
この巨木の下にも、ドングリが一面ふりそそぎます。
しかし、いまの時点ではまだ見つけられず。今年のドングリが落ちてくるのはもう少し先になりそうです。
シラカシ(ドングリ)
昨年ドングリを拾ったシラカシの巨木の下をチェック。
まだ数は少ないものの、ぽつぽつと、帽子のついたドングリが早くも落ちてきています。青いものと黒いものがまざっています。シマシマ帽子が目印です。
暫定クスノキ(黒くて丸い実)
こちらは何の実? 小さくて気づきにくいのですが、足元一面に落ちていました。
直径8mmぐらいの丸い実。三角帽子のような円錐状の軸がついていて、青いのと黒いのがあります。爪で割ってみると、南天の実のように中央が固く、まわりに薄く果肉がついています。
隣にあったのがこの巨木。高すぎて上の葉っぱまではよく見えません。
灰色の幹が細い短冊状に割れていることから、図鑑でしらべて暫定「クスノキ」の実と、今のところ判断しています。
イイギリ(房状の赤い実)
昨年赤い実を拾ったのを思い出して、はるか上空の樹上を280mm換算のレンズで目いっぱい大きくして撮ってみました。
イイギリ。ぶどうのように房になった実が、鈴なりに成っています。熟す前の実は、すこし赤みがかった緑色をしています。
雌雄異株なので、木によって、実が鈴なりのメスの木と、実がまったくついていないオスの木があります。
↓こちらはたぶんオスの木。実がありません。
まだ強い陽射しに注意。樹木エリアの蚊対策はしっかりと
園内では日よけの和傘を貸し出しています。陽射しが強いので、この日も和傘を差して園内を散策する人が見受けられました。
そして、木の多いところではまだまだ蚊が活発です! 池のほとりを散策しているときにはさほど刺されなかったのに、この日、樹木の多いエリアに近づいたら、しっかり虫除けスプレーしていたにも関わらず、両腕両足を刺されてトホホでした。
そういう意味では、まだあと少し、残暑気分も忘れないでいたほうがよさそうですね。
ここ、六義園で11月3日(木・祝)に、「カメラで楽しむ公園散歩・落ち葉と実りの秋編」をおこないます。東京を代表する美しい大名庭園で、秋のしるしを探しながら、撮影し観察する楽しみ方をお伝えします。グリーンセイバーのNPO法人 樹木・環境ネットワーク協会主催、500円。定員20名。
お申し込みはこちらの「樹木・環境ネットワーク協会」Webページのリンクからどうぞ。
【こちらもあわせてご覧ください】
・残暑の中、秋を探しに。(六義園)
・11月3日(木・祝)「カメラで楽しむ公園散歩・落ち葉と実りの秋編」のお知らせ
・まっかな秋の六義園。(ハゼノキ、ほか)
Spot Data
六義園
公式サイト http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index031.html
場所 東京都文京区本駒込6丁目
アクセス
JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分
都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分
季節の花
3月にしだれ桜のライトアップ、11月下旬〜12月上旬に紅葉のライトアップが行われる。ツツジ、サツキ、アジサイも見頃には美しい。
備考
文学に造詣が深く風流で知られた柳沢吉保が自ら設計した「回遊式築山泉水庭園」。五代将軍・徳川綱吉から下屋敷として与えられた駒込の地に造り上げた。明治時代に、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となったのちに、東京市に寄付されて一般公開された。小石川後楽園ともども、東京の二大庭園に数えられる。
入園料 一般及び中学生 300円
開園時間 午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
定休日 年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)
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